ハーレーダビッドソン 1937年式 U スペック(当時資料より抜粋)・・・ エンジン 空冷4スト 45°V型2気筒 サイドバルブ ボア×ストローク 3.424×4インチ 排気量 73.7キュービックインチ (1,207cc) 圧縮比 5.0:1 トランスミッション 4速 ハンドシフト クラッチ 乾式多板 フットクラッチ 燃料タンク 3.25ガロン (14.3L) 始動方式 キック サスペンション F:スプリンガー R:リジッド 生産台数 612台 ハーレーダビッドソンの最高傑作OHVナックルヘッドが登場した1年後の1937年。 後を追うようにサイドバルブシリーズがリニューアルされました。 生産効率をあげるためにナックルヘッドの部品を数多く採用した新生サイドバルブは ナックルヘッドの外装にサイドバルブエンジンが融合したレイアウトとなりました。 45キュービックインチはR系からW系に、74&80キュービックインチはV系からU系にそれぞれ名称変更。 U系はナックルヘッドと同一フレームで、エンジンとガソリンタンクや オイルラインなどの一部の周辺部品以外は全てナックルヘッドと共通です。 1937年〜39年のU系サイドバルブは20世紀後半に悲しい運命を辿ることになります。 ナックルヘッドと共通レイアウトであることが災いし サイドバルブよりも高価で売買される1930年代のナックルヘッドのレストアのため 部品取りとして数多くのサイドバルブ車両が姿を消しました。 悲運な1930年代サイドバルブの生き残りとしての宿命と U系ビッグサイドバルブのファーストイヤーモデルとしてのプライドを背負って 1937年式Uは走っています。 |