ULからUへ@


1937年式ULを購入してから5年。
ナックルヘッドにはないフィーリングに魅了されてきました。
サイドバルブ特有の癖のある乗り味が完全に中毒となって
一生乗り続けるんだろうなと漠然と思っていました。

それは今でも変わりません。

今回の乗り換え宣言、実は「越船」プロジェクトのひとつです。
もちろん書類上は乗り換えになりますのでウソではないのですが・・・。
非難轟々だった今回のネタばらしと
乗り換えまでの詳細をアップします。



僕の愛車1937年式UL。
5年かけていろいろな部品を純正化、1930年代化して
愛情もたくさん注いできました。
調子よく走っていましたが
2008年7月に1964年式FLHに乗るJOEくんとの
2泊3日のツーリングの最終日に息絶えてしまいます。

絶命した原因はレッグシールドを装着したまま
初夏の高速道路を長時間走行したため
オーバーヒートによる油膜切れでした。
シリンダーにはまだまだ余裕があり
オーバーサイズのピストンにあわせて
ボーリングすれば復活できたのですが・・・。
こちらBREEZE山本さんがストックしていた
超希少な1937年式純正フレーム。

僕のULは1938年式純正フレーム。
1937年式に取り憑かれた僕を見かねて
「・・・どうしてもっていうなら交換してあげてもいいよ」と
悪魔のような、いや天使のようなお言葉。

僕「どうしてもっ!!!」
即答のもうひとつの理由がこれ。
左右マッチングしているクランクケースですが
VINナンバーの字体が純正打刻と違います。
納得できない箇所でした。

エンジンはそのままにフレームだけを交換するのは
車検上合法にはできないので
今回を機に新しい1937年式U系のケースを探して
1937年式フレームで新規登録することに決定〜♪
と、ここまではスムーズにコトが進んだのですが
このあと暗礁に乗り上げます。

すぐに見つかると思われた1937年のケース。
タマ数は少なくないのですが
ケース左右マッチング、VINナンバーが純正打刻の
条件を満たすエンジンがなかなか見つかりません。

ebayを1日何回もチェックする日々を送っていました。
1938年、1939年のUは出品されるのに・・・。

2ヶ月を過ぎた時点でBREEZE服部師と緊急会議。
このまま無期限に探し続けるのは山本さんにも悪いので
9月末までにエンジンの目処が立たなければ
今回の乗り換えの話はきれいさっぱり諦めて
いまのULを修理することに決めました。
その後も何の進展もなく時は流れ
期限も間近に迫った9月29日の正午過ぎ・・・。
99%あきらめてNORI'S GARAGEで
どういう風に釈明しようか迷っていた
ちょうどそのとき!!

ヤフオクに1937年式Uエンジンが出品されているぅぅぅ!!!
「超」速攻で出品者とコンタクト。
愛媛にあるGREEN店主の宮田さんで
頼もしいことに1947年式Uのオーナーさんでした♪
すぐにエンジンの詳細を送っていただきました。

アラバマ州に眠っていた1937年式Uは
ファクトリースタンプと思われる純正打刻!!
しかも1937年初期までのレアレアな字体!!!!
左右ケースも「37-1577」でマッチングゥ♪
タイトル付で新規登録も可能!
いやー、待った甲斐がありました!!

運命を感じずにはいられません。
今回の乗り換えの立役者GREENのサイトは>こちらから
そして本日エンジンがやってきました。
かなりの良品のようです♪

1937年式ULから1937年式Uへ変態な乗り換えデス。
今回の変態っぷりは服部師もご機嫌な様子。

こないだ1000ドルぶっこんでも落とせなかった
1936-1937純正ロッカークラッチを
ななんと「記念に」ってプレゼントしてもらいました!!!
1937年純正のレアレアな2穴タイプ♪
・・・てか持ってるんだったら早く言ってください汗
BREEZEで復活を待つ僕の1937年式UL。
ULからUへとグレードダウンw
しかし希少度はグレードアップして復活するのだー!!

陸王さんもコウモン様もご安心を。僕もUが大好きス。
オンリー「U」で、ノンリーユーなのですw

「越船」プロジェクトの最終局面
エンジン、フレーム交換、ついに始動です。



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