ULからUへH


AAOKから部品は未だ届かず。



そのGの謎が解けました。

シリンダーを受注製造していた会社
「Motor Castings Company」のロゴでした♪

河童兄、さすがや。
AAOK以外でオーダーした部品は問題なく到着w

1930年代のキックアーム。
純正品はシャフトが痩せて使えないものもあるし
負荷がかかるところなので社外品で妥協です。
今まで使用していたのは
1940年代の純正キックアーム。

不具合はなかったのですが。
並べて比較すると差は歴然。

キックアームの角度が違います。
マフラーを避けるためオフセット量が
1940年代よりもわずかに多くて角度が極端です。
福島旧車会のBUNさんに買ってもらいました♪

そして1940年代の純正キックアームは
BUNさんの1948年式FLに引き継がれました。

達者でな〜!!
メーターケーブルも純正化します。

上)レプリカ
下)純正品

巻きに違いがあり差は一目瞭然です。
径の大きさも違います。
こちらはメーター側。
レプリカにはOリングが追加されて
メス側の脱落防止加工がされています。
ミッション側。

上)レプリカ
下)純正品
純正品には刻印があります。

錆びていて見えにくいですが
筆記体で「Stewart Warner」と
「MADE IN USA」と
製造番号らしき数字が確認できます。
せっかくなので1930年代のメーターを紹介します。

1936年の純正メーター。
最高100マイル表示で5マイル刻みの目盛です。

トリップメーターがなく
オドメーターは0.1マイルまでカウントされます。
0.1マイルのみ赤文字です。
1937年の純正メーター。
最高120マイル表示で5マイル刻みの目盛です。

トリップメーターが併設されて
オドメーターカウントが1マイルに変更されています。
1938年から1940年までの純正メーター。
最高120マイル表示で2マイル刻みの目盛です。

1940年までのメーターを
一まとめにして「ホワイトフェイス」と呼びます。

レンズはフラットです。
1941年からの「エアプレーン」メーターは
ドームレンズです。
で、僕のメーターです。
1937年式ですがトリップメーターがありません。
1936年と1937年のあいの子です♪

1937年初期生産という説や
サービカー用の廉価メーターという説があります。
メーターフェイスを止めているリベットに注目。

ここが新しくなっているものや
ネジになっているものは
フェイスが交換されている可能性が高いです。
1940〜70年代フォードの自動車用メーターを
フェイスとニードルだけハーレー用を付け替えて
ハーレー純正メーターに姿を変えているものが
大量に存在しているようです。

フォードのメーターもハーレーのメーターも
Stewart Warner社製で機械は全くの同一品なので
違いはありませんが。
最後にイグニッションスイッチの鑑定方法を。

こちらは純正のBASCOイグニッションスイッチ。
本体と蓋が隙間なく装着されています。

カコイイ♪
これはレプリカのイグニッションスイッチ。
本体と蓋の形が合っていません。

開閉はしやすいのですが・・・。
純正キーシリンダー部分。

「B2 95」と入っています。
1940年代頃は「B3」
1960年代に入ると「B4」になります。

ちなみにBASCO(バスコ)は
BRIGGS&STRATTON Co.の略です。

「ULからUへ」
ここ最近は趣旨が変わってきてるような・・・。

グズグズしてると夜が明けっちまうよー。

ってことでAAOK様どうかお願いします m(_ _)m



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