ULからUへF


AAOKからは未だ何の連絡もありません涙



今のうちに外装を完全に組んで
エンジンの到着を待ちたいのですが
如何せんAAOKのとある部品が来ないと
外装をフレームに組めないのだ・・・。
他からの部品は続々と到着しています。

河童兄からebayで獲ってもらった18インチリム。
レプリカ品を100ドルでゲット。

ちなみに真ん中にいる純正美女は
ebayで100000000ドル出しても買えません。
A.A.R.で購入したレプリカのカドミウムスポークを
さくさくと組んでいきます。
黒リムにカドミウムメッキのスポークは
1930年代の純正セットアップです。

A.A.R.は在庫があれば即日発送してくれるので最高ス♪

タイヤは逗子のか〜るさんに倣ってダンロップのK70。
コッカーのダイヤモンドトレッドもいいけど
K70のパターンもまた旧車に似合います。
そして何より安い♪
1940年までの純正ステップハブ。

いままではリアタイヤに履いていましたが
せっかくなので今回フロントタイヤに移動させました♪
リアタイヤには1941年以降の純正ハブ。

前後をステップハブで統一したかったのですが
予算の都合で断念しました。

bucoのサドルバッグで隠れるので妥協ス♪
サドルバッグはそうま職人の手により
一足先に完璧にレストアされているのだ。

更にGLUCOのジュエリーでゴージャスに装飾してみたw
・・・AAOKから部品が来ない涙

しょうがないので時間つぶしにエンジン打刻のお話を。

気にならない人にはホントどうでもいい話ですが
せっかく集めた情報なので公開します。
エンジンのクランクケース左側に打刻される
モデル名と製造番号で構成されるVINナンバーですが
1937年初期に書体が新しいものに変更されます。

書体変更の理由は不明です。
打刻スタンプも一緒に陸王に売却したからでしょうか??
1937年初期までの「初期」純正打刻の書体。

「3」の突き抜け(矢印)が特徴的です。
最後の曲がりも極端です。
「7」は最後が真っ直ぐに下りています。
「U」は両端に横線が入ります。
1937年初期以降の「中期」純正打刻の書体。

「3」の突き抜けがなく平仮名の「ろ」に近いカタチ。
「7」の最後が斜めに降りています。
「U」はシンプルで両端に何もありません。
モデル名でよく使われる「L」の書体。

こちらは1936年式VLDの初期純正打刻です。
複雑で凝った書体です。
中期純正打刻「L」の書体。

こちらは「U」と同様にシンプルな書体です。
初期打刻と中期打刻で
違いが一番顕著な数字は「6」です。

こちらはオリジナル1936年式ELの初期打刻。
こちらはAAOKのフォトライブラリーに入っている
1937年式Uの純正中期打刻。

「6」の文字に大きな特徴があります。
「9」も同じ打刻で「6」を180度回転させているだけです。
そして今回新しく分かったこと。

1946年頃に書体がまた変わります。

この年代の後期書体は「1」や「4」などに
大きな変化が見られます。
打刻の溝が深くて文字が太く見えるのも特徴です。




〜1937
初期打刻
1937〜46
中期打刻
1946〜60?
後期打刻




全ての打刻書体を確認しているわけではないので
確証を得ませんが
これらの書体以外は純正打刻ではない
可能性があります。

今まで乗っていた1937年式ULの打刻。
1937年式だけは初期と中期両方の可能性があるのですが
「3」や「9」を含め全ての数字が
純正のどの書体とも明らかに違います涙
書体が純正と全く同じであっても
新しく打ち直している場合があります。

特に後期打刻スタンプはebayで500ドル程度で
取引されているので拘る方は注意が必要です。

※この1937年式ELの初期打刻は純正です
打ち直し打刻かどうかを鑑定する方法もあります。

今まである打刻を消してから打ち直すので

・打刻エリアの台座の厚みが薄くなっている
・打刻エリアの台座の角が取れている
・台座が二重になっている(上から盛っている)
・キャブレターサポートブラケットの受けがない

これらに該当するものは打ち直しの可能性が高いです。

※こちらは打刻エリアに盛りの跡が確認できます
ちなみに打刻の打ち直しがあっても
書体が大きく違っていても
ケースが純正で年式がマッチングしていれば
エンジンの価値は全く変わらないとされています。

製造番号については
1948年以前は確認の術がないので
桁さえあっていれば特に問われないようです。
(1945年以前は4桁、1946年以降は4もしくは5桁)
そして1960年代になると
またまた打刻の書体が変わります。

製造番号の最初の数字と年式に法則が出来て
わずか1/2の確率ですがチェックできます。

これは1964年式FLHの純正打刻。
偶数の年式は製造番号の最初の数字が偶数
奇数の年式は製造番号の最初の数字が奇数です。
・・・そんなことは今は実はどうでもよくて
早くバイクに乗りたい。今年は暖冬だし。
ただそれだけです。

AAOK様、お早く!!



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