整備記録 (09)

イグニッションスイッチの修理

福島旧車会のツーリング中に起きたトラブル(という程ではないが)
イグニッションスイッチのどこかがリークしています。
 
左が1930年代純正のBASCO「B2」シリンダー。
右はどこかのメーカーの社外品です。

ウチにはなぜか社外スイッチがこのほかにも2つあります。
 
こちらは純正のシリンダー。

キーシリンダーの形状が違います。
1960年代まではアルファベットと番号の刻印があります。
僕のは「B2 95」です。
 
こちらは社外品のシリンダー。
鍵穴の形状が違います。

全体のシルエットものぺっとしていて
純正のような綺麗で滑らかな形状ではありませんw
 
今回の原因がこちら。

左)純正のスプリング4545-36とコンタクトローラー4541-36

純正のバネが劣化していてテンションがなくなり
さらにコンタクトローラーも痩せていて、ガタがでていました。
その結果、振動でスプリングがコンタクトホルダーに触れて
ショートしていたようです。
本来はまっすぐに引っ張られていて触れないようになっています。
この構造には正直感動しました。

社外品はバネがへたってもショートしないように(かどうかはわかりませんが)
コンタクトホルダー自体がプラスチックで出来ています。
 
上の写真右)社外品バネとコンタクトローラー

こちらを純正のスイッチに移植。
オリジナル度は下がりましたがトラブル回避のためにと妥協しました。
接点グリースを塗布して完了。

スイッチのガタもなくなり、ひねるとカチッっといい音鳴ります。
問題解決しました。
 



同様の症状でお悩みの方、作業は10分もかかりませんので是非お試しください。







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