タンデムシートの修理

今回は観音開きタンデムシートの修理です。
 
先日装着したばかりですが
センタースタンドをかけるために
タンデム用クラブレールを引き揚げた瞬間に「パキッ!」
  
取り外して確認すると…
溶接部分が引きちぎれているではないか!!
  
溶接し直せば元に戻せそうですが
フレームがとても華奢で
ここを直してもまたどこかが逝っちゃいそう涙
  
で!
じゃじゃ~ん!!

コレクション用に購入しておいたタンデムシートフレームを
さっそく実戦投入します!
 
左 今までのフレーム
右 新しいフレーム

こちらも当時モノですが保存状態が良さそうです。

製造メーカーが違うのか
機能は同じですが構造が若干違います。

センター部分に補強用パイプがしっかり入ってます。
 
左右のシート受け部分にも
補強用パイプがしっかり入ってます。
パイプも一回り太くてステーも分厚くタフガイなヤツ♪

こちらにシートクッションを移植します。
  
シートを外してびっくり!!

なんとシートパンが木です…。
歴史を感じますな。
 
一部腐食している部分もあるけど
ここを鉄板に換えるのは難しそうなので
このまま修正してみます。
まずはめくれた革(合皮ね)をホチキスでバチバチと。

製造したメーカーも50年後にリペアされてるとは思うまいw
  
さすがにそのままじゃ不安なので
シート裏に補強板を新設します。

1mm厚のステンレスプレートを切って穴あけ加工。
めくると見える部分なので軽く黒塗装をします。
 
圧着用パテを使って
補強板とシートを接着して
タッピングネジ6か所でガッチリ固定。
   
フレームとの接合部分左右4か所は
ブラインドリベットでしっかりとかしめます。
  
本体をリアキャリアーに装着。
 
強度を考慮して装着するネジは新品を使用します。

当時のネジもカッコイイのですが
後ろに乗るひとの命には代えられないスよ。
 
で完成~!!

前回とは圧倒的に強度が違います。
シートを固定するのにキャリアーのほうが沿って
穴の位置がずれてたくらいです。

これで安心や~。
 
これは文句無しにカッコイイっす!!!!
 
パッカーンと開けば大型のキャリアーにもなるよ。








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